世界の旅(14)トルコ

世界で一番親日国と言われているトルコ。2009年に行きました。皆さんは「エルトゥールル号」の話しを聞いたことあるでしょうか。1890年に和歌山県沖で座礁したトルコの軍艦です。エルトゥールル号に乗船していた多くの軍人が亡くなったのですが、和歌山県串本の漁民の懸命な救護で60名近くの人が助かりました。この話がトルコ中に広がって、今でもトルコの教科書に載っています。日本に対して特別な思いを抱いているのがトルコの人です。

シリア国境近くの地方都市に行った時には、受け入れ側代表のスピーチでこの話しが出てきて、大歓迎を受けました。アンカラのレストランでも日本人かと聞かれ、そうだと答えると急に愛想がよくなります。海外に行くとやはり緊張するのですが、日本人であるがゆえに安心感を最も感じたのはトルコでした。

写真は仕事のカウンターパートがアンカラで開いてくれた夕食会。見ずらいですが、バイオリン奏者の左前に座っているのが私。恥ずかしながらメインゲストでした。イスラム教の国ですが、やや世俗的なのがトルコ。ダメ元で赤ワインと言ったら、グラスで出てきました。イスタンブールは国際化してしまい、世界中の観光客が集まり、トルコらしさは薄れています。世界遺産はたくさんありますが。

海外旅行先として、トルコをお勧めします。でもイスタンブールだけでなく、首都アンカラや地方都市を是非訪ねてください。あなたの世界観が変わります。

 

 

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