好きな作家

造形ではなく、小説の作家の方です。本はかなり読みます。本を選ぶときの基準が2つあります。まずは題名。基本ブックオフでしか買わないので、本棚を舐めるように眺めながら、面白そうな題名の本を手に取り、ざっとあらすじを見て購入する方法。

この方法は福岡に単身赴任していた時にはまってました。海釣りに没頭していましたが、週末は必ずブックオフに行って4~5冊の本を買ってました。埼玉の自宅に戻るまで200冊くらい読みました。初めての作家でも面白いと思えば、本棚にあるものを全て読みつくすという方法です。津本陽や熊谷達也はこの時に好きになった作家です。電車の中で夢中になって読んで乗り過ごしたこともありました。

もう一つは、大好きな作家の本を何度も読み返す、というものです。どういう作家かというと、村上春樹、宮城谷昌光、浅田次郎、開高健、山本一力、北方謙三あたりです。村上春樹はかれこれ40年くらいになります。

開高健は高校から大学生にかけて読みました。釣りをはじめ、世界を見て回ろうと思ったのは間違いなく彼の影響です。宮城谷昌光は中国の春秋戦国時代という何千年も前の中国を描く歴史作家です。これが実に面白い。がちがちの歴史小説ですが、ブレない主人公の生き方に感動して電車の中で涙することもしばしば。

浅田次郎の描く新選組、清朝末期の北京の小説にも心惹かれます。歴史が変わる時に旧体制側について滅びゆくものに強烈なシンパシーを感じます。小説ではありませんが、映画のラストサムライやダンスウイズウルブスなんかもたまりません。

村上春樹のことは何度も書いているので省略しますが、10歳先輩の彼と同時代に生きて、彼の小説を読めていることに心から感謝しています。あと何冊書いてくれるかわかりませんが、ともに生きていきたいと思います。

*実家の母親が再び体調を崩し、明後日からPCを持ち込んでリモートワークしながらの看護の日々になります。

 

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