カヌーイスト、エッセイストの野田知祐さんが84歳で亡くなりました。昨晩ネットニュースで知りました。
野田さんは少なからず私に影響を与えた方です。野田さんが愛犬のガクとカヌーで川下りをする旅の本をむさぼるように読みました。折り畳みができるカヌーを担いで日本の川だけでなくアラスカのユーコン川を旅するエッセイは私に大きな驚きを与えました。
当時BE－PALで連載していたエッセイに刺激され、我慢できなくなって折り畳みができるカヌーを買ってしまいました。地図を観ながら、電車で川に隣接した上流の駅までカヌーを担いで行き、下流の駅が近くあるところまで下っていくということをやってました。
カヌーは重たく、かなりの重労働ですが、川をカヌーで下るという非日常的な経験は刺激的で楽しかった。最後にカヌーに乗ったのは15年くらい前。中禅寺湖畔でキャンプをした時に湖横断したのが最後です。
写真はカヌー用のオール。しまう場所がないので玄関の傘立てに入れてあります。
晩年は文章も目にすることはなく、どうしているかと思ってました。ご冥福をお祈りします。