毎年、11月11日になると思い出すことがあります。私は1988年～2008年の間に3度の北京駐在があり、合計で10年ほど北京で勤務をしていました。そのうち8年間を過ごした中国事務所の部屋番号が1111だったので、この日は必ず中国時代のことを思い出します。
しんどい事もありましたが、仕事はやりがいがあり、充実した時間を過ごすことができました。今でも当時のことは懐かしく思っています。中国のGDPがアフリカ並みだった時期から日本のGDPに追いつくという、まさに激動の時代でした。
中国が貧しかったころは、とにかく列に並ばないことに閉口していました。特に空港や駅。人が滅茶苦茶多いので、老若男女とも我先にという感じです。当時、ようやく持ち始めた携帯（ガラケイ）に11月11日には毎年北京政府から、『列に並びましょう！』というショートメッセージが届きました。勿論まったく効果はありませんでしたが。。。