世界の旅(9) インド

2015~2018年の3年間大学に教員として出向して、国際関係の授業を担当してました。その中には学生を途上国に引率して貧困の現場を体験させるという授業があり、夏はフィリピン、冬はインドに2~3週間ととにかく厳しい現場を見て回りました。

2016年の2月に初インド。カルナタカ州のバンガロールが研修先です。最初の1週間は都市部の貧困問題を実体験。まず驚いたのは街中にいる野良牛(写真)と野良犬たち。牛が体が大きのでお腹がすくのでしょう、ひたすらゴミを漁って何かを食べています。

後半は農村部に移動して、ダリット(カーストに入らない最下層の人たち)の村でその子供たちと寝食を共にしました。私たちの受け入れ先は学校に通えないダリットの子たちを預かって、教育と食事を提供するインド人のNGOでした。

この施設に来るまではろくに食べられなかったせいか、みな体が小さい。でも施設では3食が提供され、勉強(含む英語)を教えてもらうので、みな生き生きとしていました。村の中でのボランティア活動を通じて色々と思うところがありました。

3年連続でこの施設を訪問しましたが、みな顔みしりになり、彼らと過ごす時間は私にとってかけがえのない経験(思いで)となりました。

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