木彫りについて思うこと

昨年コロナの影響で個展が開けず、作り貯めた作品が自宅と実家にたくさんあります。これらの作品を時間をおいて見直すと、修正点が見えてしまい、その度に彫り直しています。

1年前の私と現在の私の作風は明らかに変化していて、それを自分でも自覚しています。過去作品を今の作風に変えていく事。。。。。それがいいのか悪いのか。いいと断言することはできないのですが、今の自分は修正せずにはいられない。

結果、ずっと修正しているのですが、そこには限界もあり。より満足いかない形になるものもあるので。彫ったものは、あまり時間を置かずに世に出していく、たぶんそれがいいのかもしれません。

週末は試したいもの、彫りたいものがあるので、3体を時間のある限り彫ります。61歳。こんな強い思いがあることがいいのか、悪いのか。。

Xperia 5

スマホを買い換えました。

最初のスマホは2015年に買ったsimフリーのXperiaで香港からの輸入品。画面がデカいのが決め手でした。3年経ったころにバッテリー消耗が激しくなり、2代めを購入。こちらもsimフリーのXperiaで香港からの輸入品。先代より一回り小さくなりましたが、それでも通常のものより大きめでした。

で、2台目も3年経ったので3台目を購入。ソニーが国内で昨年から販売を始めたXperia5。銀座のソニーストアで買いました。さらに小さくなっていました。なんとかデータ移管をして使えるようなりましたが、とにかく字が小さいのが難点。もう大きいスマホは作らないんだろうなぁ。

ほぼ移管できたんですが、なぜだけが画像が移管できず。まぁインスタやHPに画像は残っているのでいいのですが。メールとインスタが使えれば8割の用事は済んでしまうので。カメラはいい感じなのもグー。たださっき気づいたんですが、イヤホーンジャックがない。そういえば若い人はイヤホーン使ってないですもんね。

 

 

小屋フェチ

小屋フェチです。ポツンと建っている小さな小屋、朽ち果てて倒れそうな木造の小屋、真っ赤に錆がでたトタン屋根の小屋・・・。たまりません。

車で走っていても、歩いていても、小屋を見つけると見入ってしまいます。どうしてか、いつからか、はわかりません。

子育ても終わり、サラリーマン卒業がすぐそこまで来た今、小屋への思いが強くなっています。

以前は福岡の糸島半島で小屋を見つけて、釣りをしながら生きて行けないかと真剣に考えていました。

今は、小さな小屋で木彫りをしながら残りの人生を過ごしていきたい、という思いが強くなっています。

 

今日の仕事(2/7)

今日はいい天気でした。が、ほとんど外出せずに彫っていました。現在私は本業があって、木彫りは週末に集中してやってます。

本業もあと1~2年にで卒業しようと思っているので、卒業後は木彫り一本でやっていこうと思っています。準備の意味も含めて週末の一日を使って、どれくらいの時間木彫りができるのかを確かめています。

今日は右側のシナ材のちっちゃい奴に2時間、左の楠材のフレブルに3時間かけて作業をしました。1日、5時間くらいがいいとこですかね。

シナ材慣れては来ていますが、長年彫ってきた楠材を彫るのは安心感があって、楽しいです。シナ材はどちらかというと仕事感があったりして・・。おっきい方は、あと2週間くらいかけて仕上げていきます。

シナ材で彫る

今彫っているのは、①来月無垢材の家具屋さんに納品予定のちっちゃい奴、②動物たちの休息日和展向け、③台湾個展向け、④超限定的に受けたオーダー、です。うち、①~③までは現在先日購入したシナ材を使い始めています。写真は②と③向けにシナ材で彫ったもの。

試行錯誤を繰り返していますが、随分とシナ材に慣れきました。私なりに手ごたえを感じてきたので、シナ材190cmを追加発注。本日到着予定。

②、③はコロナがある程度落ち着いてからの開催になると思いますが、とにかく体力の続く限り多くの作品を作ろう、と今は思っています。

世界の旅(12) ソロモン諸島

もう20年以上前ですが、太平洋島しょ国を飛び回っていた時期があります。今回はソロモン諸島について。日本からの直行便ないのでパプアニューギニア経由となります。パプアニューギニアでは衝撃的な話しがてんこ盛りですが、次の機会ということで。

治安の悪いパプアニューギニアからソロモンに着いたときは心底ほっとっしました。街をぶらぶら歩けることが嬉しかった。海も綺麗だし、食事も美味しかった。首都でも信号がないということもよかった。

首都のあるガダルカナルからキラキラ島に行くこととなり、まず近くの島までセスナ機で移動ということになりました。セスナ機が着陸したのは写真の原っぱ。これが滑走路です。そこからモーターボートで小一時間でキラキラ島に到着。

ここで働く日本人の方に会いに行ったのですが、驚いたのはジャングルばかりの小さな島なのに中国人が経営するキオスクがあったこと。こんなところにも中国人は進出しています。

太平洋戦争当時、ガダルカナルに駐留していた日本軍は全滅しました。アメリカ軍との戦闘以外でもマラリアで亡くなった方が多かったとのこと。日本からはるかかなたのこの地で家族や故郷を想いながら亡くなった方の事を思うと胸が締め付けられます。クリントイーストウッドの硫黄島からの手紙を見た時にガダルカナルの事を思い出しました。

シナ材

写真は長さ90㎝ちょっとのシナ材。2本買いました。最初はいつも楠材を買っている製材屋さんにシナ材の有無を聞いてみました。置いてはないが、丸太で買ってもらえば仕入れるとのこと。流石に丸太買いはできない(将来的にはやってみたい・・)ので、断念。ネットで探した新しい材木屋さんから購入しました。

これで、ちっちゃい奴ともう少し大きい奴を彫ります。フレブル中心になりますが、ネコも彫ってみます。いずれも休息中のもの。シナ材でちっちゃい奴を彫って、彩色してみると、仕上がりがとてもいい事を知りました。シナは元々白っぽいこともあるかと思います。表面はツルツルではないので絵の具は沢山消費しますが、仕上がりが綺麗。この週末には楠のシロクマに着手予定。来週末は写真のシナ材の木取りをしようかと。

明日は出勤。ずっとリモートで家にいると週一の出勤が楽しみだったりします。ずっと家にいるとメンタルがやられます。長いサラリーマン生活のせいですかね。近い将来、週7で家にいる毎日が始まるので、なんとかせねば・・・・。

 

3連休

昨日、今日と彫っています。年末年始の10連休もほぼ彫っていたので、ペース上げすぎ。。。写真のフレブルは体高21㎝、楠です。よく乾燥していて彫りやすいのでストレスありません。画像を見ながら微修正を繰り返しています。上を向いたたり、脚を投げ出したり、ポーズが入ると一気に生命感が出てきます。

シナで彫るちっちゃい奴も随分と慣れてきました。大き目サイズの合間にちっちゃい奴を彫っています。楠の半分の力で彫ることが出来ます。表情も思った以上につけられるので、面白いです。

フレブルの表情を出すように彫っていると、過去作品が気になり始めます。昨年彫った時はいい出来だと思っていましたが、今眺めているとどうしても気に入らないところが出てきて、修正に手を出し始めました。無限ループ。。。でもこれを繰り返すので、少しづつ進歩しているのかな。

2021年の始まり

こんな2021年が始まるとは。。。これまで恒例だった実家での年越しも今年はなし。実家での年越しはとにかく寒くて嫌でしたが、いざ自宅マンションでぬくぬくと過ごしてみると一抹の物足りなさがありました。

年末年始の日々なにをやっているかというと、彫っています。まず、あらたなテーマのちっちゃい奴。最初は楠の端材で彫ってましたが、このサイズで彫るととにかく力が必要でくたくたになります。試しに使ったシナがいい感じでした。彩色してみると、これもまずまず。多分今後のちっちゃい奴はシナで彫ります。

ちっちゃい奴は2~3月頃から都内の無垢材家具を扱っているお店に置かせていただきます。詳細は今月末位にお知らせできると思います。実はこのお店のリクエストでちっちゃい奴を彫り始めました。最初はちっちゃい奴を彫るのは正直嫌だったんですが、今はいろんなポーズで彫りたくてうずうず。アイデアが頭の中で一杯です。新たな道を示していただき感謝です。

それから今年のテーマの休息日和。フレブルに続いて横たわる狼を彫りました。今後ヒグマとシロクマ、ライオン、ネコ、アザラシを彫る予定。こちらも年内に国内で展示会をやりたいと思っています。

大変な2021年が始まりましたが、皆様どうかくれぐれもお体ご自愛ください。

横たわる狼

毎日彫ってます。明日と1月4日も有休を取ったので10連休。とにかく彫ります。

まずちっちゃい奴。シナで粗切りしたフレブルたちを時間があれば彫っています。やはり楠より柔らかいので体力の消耗が少ない。今後も一部はシナを使うことにします。

今日は長い間放置していた横たわる狼に着手。粗切りの段階でイマイチだったのですが、ようやく進めて見ました。

最初は苦戦。なかなかイメージに近付かず。それでも作業を続けるうちに良くなってきました。ここまで来ればいいものが出来そうです。

以前のブログで紹介した中村誠一のウルフのテーマですが、レコードはまだ見つからず。でもスマホで検索してたらLP 全曲が再生できるように。毎日聞きまくっています。狼には私の心を揺さぶる何かがあります。

自由制作最高は楽しい!