予約完売しました!

おかげさまで、予約完売しました。ご予約いただいた皆様、誠にありがとうございます。お手元に届きましたら、是非木彫りの温かみを日々感じて下さい。

作品は6/20迄展示されますので、無理の無い範囲でご覧いただければ幸いです。

動物たちの休息日和展6月5日

昨日在廊しました。事前申し込み先着10組の皆さんに30分づつ作品を見ていただきました。DECOLAさんでも初めての試みだったとのこと。このご時世ですので、密にならずゆっくり作品を見ていただくことができ、また実際にお話しすることもできてとても楽しい時間でした。

作品自体は6月20日まで展示しますので、無理のない範囲でお越しいただければ幸いです。

本日より、『動物たちの休息日和展』(フレブル多め)を開催!

本日から6月20日まで綾瀬のDECOLAさんで『動物たちの休息日和展』(フレブル多め)を開催します。

DECOLAさんでは画像のオンライン配信もしていますので、ご関心のある方はinstagramのdecola_zakkaでご確認ください。お店はやってますので、お越しいただいて見ていただくことも可能です。

本当はコロナで疲れた心を癒していただくことを目的に企画したのですが、非常事態宣言が継続することになるとは・・・。どうか無理のない範囲で見ていただければ幸いです。

メーキング④完成

構想半年、作業3週間で晩年のアカさん、ひとまず完成です。

画像は、寝ている状態の真横と背中のものはないので、そこは想像で彫りました。画像がある角度のものは全て見ながら彫りました。それでもこの3週間、日々気づきがあって修正をし続けました。

彩色した状態の姿も見たかったので、昨日の朝、色を付けてみました。まだ100%ではないという感触。時間をおいて夕方追加の彫りを入れてみます。

一晩おいて今朝、色を改めて入れてみました。ここまでだな、という感覚。これ以上手を入れてもダメだというところまで来ました。完成したアカさんを膝に置いてみます。アカさんがそこにいました。

世界の旅(15)バヌアツ

バヌアツ、と聞いてあの国のことね、と言えたらあなたは相当旅慣れた方です。ほとんどの人は、国であることもわからないと思います。さて、どこら辺にあるでしょう?答えは太平洋の真ん中あたり。民族的にはメラネシア系なので、パプアニューギニアやソロモンと同じ民族になります。20年前に訪問しました。仕事で。

出張で行けと言われたので、行きましたが、私もどこにあるのかも知りませんでした。もちろん直行便はないので、いろいろ経由してようやく着いたバヌアツは素敵なところでした。きれいな海、程よい山があり、川も流れています。トンガのようにサンゴ礁でできたところは真っ平。山も川もない。海だけ。ところがバヌアツはアンジュレーションがあり、そのせいか海は豊かで桟橋から下を覗くといろんな生物を見ることができました。

風光明媚で、Meridenホテルを筆頭におしゃれなホテルがたくさん。公用語が英語と仏語なので、ヨーロッパからの観光客ばかり。スーツを着て仕事モードの人間は我々だけ。。。かなり恥ずかしかった。一仕事終えた時に、誰ともなくカヴァ・バーに行きませんかということに。この辺りではアルコールはできないので、一杯ひっかけるのはカヴァ。胡椒科の植物をネちょねちょ噛んで作る、泥水みたな飲み物。

バヌアツの人は仕事が終わると、カヴァを一杯ひっかけるのが日常。で、行きました、カヴァバーに。薄暗い店の中でカヴァを注文。ビールジョッキの中に泥水が満たされています。匂いは漢方薬。躊躇っていると、地元のサラーマンが早く飲めと催促。ジョッキが足りないので、私が飲み干すのを待っているわけです。しゃーない、覚悟を決めて飲み干しました。不味かった・・。でもバヌアツいいところでした。住みたいと思った国のひとつです。

 

メーキング③

一昨日、実家から自宅に戻りました。16日間の滞在でした。

昨日は出社。なんとかこなしましたが、随分と疲れが体に残っていることがわかりました。ということで、本日は有休。午前中は持病の加療に。病院近くのパルコで大好きな豚骨ラーメンでランチ。あ~福岡が懐かしい・・

帰宅後は木彫り。ずっと彫っているのは『晩年のアカさん』。まだ微修正は必要ですが、随分とイメージに近づきました。一度も会ったことがないアカさんですが、画像は相当な数を、かなりの時間見ています。

ライフワークに近いので、うまくいっても、うまくいかなくても楽しい。ただ、ただ、会ったことのないアカさんに近づきたい。それだけ。無心になれます。無心になれるって、そんなにないですよ。

 

メーキング②

毎日用意した50枚位の画像を見ながら少しづつ、少しづつ彫っています。

進んだと思うと、違和感を感じて修正。時間をおいて画像を見ると、アッという気付き。直ぐに彫ってみる。

手応えあり。でもまた時間をおいて見てみると、やはり違和感。自信を無くす。

もう1度全ての画像を見て見る。ココだったんだ!すぐ彫りなおす。近づくと、遠ざかる。でも微かな手応えを感じて、ただ彫り続けています。

メーキング①

実家暮らし8日目。今回は16日間の予定。リモートワークの合間に母親の面倒を見つつの毎日。昨日はwifiが繋がらなくなり、大慌て。原因はなんだったんだろう?

今日はwifiも復活し、気持ちに余裕が出来たので、半年間構想を練っていた作品に着手。ポーズは悩んだものの、仰向けの姿に。午前中ようやく粗切りしました。

画像を見ながら、これからどんな風に切っていくかを考えています。雨が降って来そうなので午後は作業は出来ないかな。初めてのポーズなので、手順を考えないと。

こんな時間もまた楽し。。

世界の旅(14)トルコ

世界で一番親日国と言われているトルコ。2009年に行きました。皆さんは「エルトゥールル号」の話しを聞いたことあるでしょうか。1890年に和歌山県沖で座礁したトルコの軍艦です。エルトゥールル号に乗船していた多くの軍人が亡くなったのですが、和歌山県串本の漁民の懸命な救護で60名近くの人が助かりました。この話がトルコ中に広がって、今でもトルコの教科書に載っています。日本に対して特別な思いを抱いているのがトルコの人です。

シリア国境近くの地方都市に行った時には、受け入れ側代表のスピーチでこの話しが出てきて、大歓迎を受けました。アンカラのレストランでも日本人かと聞かれ、そうだと答えると急に愛想がよくなります。海外に行くとやはり緊張するのですが、日本人であるがゆえに安心感を最も感じたのはトルコでした。

写真は仕事のカウンターパートがアンカラで開いてくれた夕食会。見ずらいですが、バイオリン奏者の左前に座っているのが私。恥ずかしながらメインゲストでした。イスラム教の国ですが、やや世俗的なのがトルコ。ダメ元で赤ワインと言ったら、グラスで出てきました。イスタンブールは国際化してしまい、世界中の観光客が集まり、トルコらしさは薄れています。世界遺産はたくさんありますが。

海外旅行先として、トルコをお勧めします。でもイスタンブールだけでなく、首都アンカラや地方都市を是非訪ねてください。あなたの世界観が変わります。

 

 

情熱大陸

昨晩の情熱大陸で彫刻家のはしもとみおさんが登場しました。私のブログの中でも動物を彫るきっかけが、はしもとみおさんの入門本だということに触れていたせいか、友人・姉からも番組放送のリマインドがありました。

はしもとみおさんは、唯一無二の木彫りを生み出しています。木彫りを始めてから、動物を彫る有名な作家の作品は一通り見てきました。好きな作家はクロヌマタカトシさん、はしもとみおさん、大森暁生さん、です。

でも、ある時から生の作品はなるべく見ないようにしています。どうしても寄せていってしまうんですね。技術もないのに。横目でちらりと見るくらい。が丁度いい。

はしもとさんも、できた作品に満足していない。ずっと違和感を修正していく、と言っています。天と地くらい才能と技術に差がある私ですが、同じ思いをずっと持っています。

この気持ちを私も持っている限り、木彫りを続けていけるのだと思います。とても、とても共感します。満足しないこと、いや、できないこと。楽しいけど、辛いこと。

アザラシは今日もずっと修正していました。それから次回作は珍しくデッサンしています。このデッサンもずっと修正しています。うまく言えませんが、ピントが合うまで続くのだと思います。あと、もうちょっと。。